マレーシアの宗教

歴史的な背景も見える

東南アジアの国々には、独特の宗教形態を持つ地域があります。
さまざまな国が植民地として狙ってきたことで、もともとあった宗教に対しキリスト教が進行してきたと見ることもできるでしょう。
事実、植民地政策とキリスト教の布教活動という側面も持っており、宗教の力が兄弟であったことがわかります。

マレーシアの場合には、イスラム教が国教となっているところがほかの国との違いでしょう。
多くの国でイスラム教が広まっていましたが、キリスト教の侵攻により驚くほど広い地域で信仰されています。

マレーシアの多宗教の共生は、歴史的な背景もあります。
本来、マレー系の人々は、イスラム教が信仰されているのですが、歴史の中で非マレー系の人々との抗争があったのです。

しかし、一般的な考え方からすれば、宗教的不寛容が起き、排除する方向になるものでしょう。
実際に多くの国でキリスト教の侵攻と共に、もともとのイスラム教が圧迫されていきました。

ですが、多民族国家として整理してきたマレーシアでは、不寛容としていくのではなく、受け入れて吸収していったのです。
そのため、マレーシアでは現在のような他宗教社会が出来上がっていきました。
基礎データとしては、外務省のデータがいいでしょう。
>>http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/malaysia/data.html

イスラム教で気を付けなければいけないルール

基本的にイスラム教徒のマレーシアでは、さまざまなルールが存在することを忘れてはいけません。
原理主義的に、どんな人にも適応させようとはさせないのがマレーシアではありますが、郷にいては郷に従えという言葉がある通り、尊重する意識は忘れてはいけないでしょう。

イスラム教の国でもあるわけですから、意識して右手を使うようにします。
左手は不浄のもので、食事では絶対に使ってはいけないのです。

左利きであったとしても関係はありません。
そういった理屈は、宗教の前では何ら意味を持たないからです。

女性に対して気軽に触れてしまうことも、大いにマナー違反となります。
ですが、そこまで厳格な部分を持たないこともあるため、握手を求められたら返すことを忘れてはいけません。
あくまでも、男性側から女性を気軽に触ってはいけないのです。

ドレスコードの部分でも宗教色が出ます。
それが、女性の肌の露出です。

イスラム教寺院を訪れる際などには、ミニスカートなどはあり得ません。
暑いから取ってタンクトップも許されるものではないのです。
ファッションだからといって、絶対に許されませんので、入り口で話をして動物性の革製品は預け、スカーフを借りましょう。