インドネシアの宗教

インドネシアの宗教国家といえる

インドネシアの87%がイスラム教信仰、つまりインドネシアの中心的な宗教はイスラム教です。
しかしその他ヒンドゥー教、キリスト教(プロテスタント・カトリック)などを宗教として信仰する人もいます。
インドネシア政府は、イスラム教、キリスト教プロテスタント、キリスト教カトリック、ヒンドゥー教、仏教を、国家公認の宗教として認定し、憲法上の権利保障対象としています。

国民の多くを占めるイスラム教

インドネシアでは、イスラム教が多数派であり、国民の多くがイスラム教を信仰しています。
13世紀、アラブやインドの商人からイスラム教が伝来し、北スマトラ地域からジャワへ伝播していったのです。

イスラム教は左手が不浄とされ、食事や物の受け渡し、握手に利用しないなどが厳しく決められていますし、お酒、豚肉は食べない、ひと前で肌を見せないという事も決められています。
しかしインドネシアのイスラム今日は中近東と比較すると緩やかで、それほど高速は内容です。
マホメット(アラーの使途)商店日、イドゥル・フィトリ(レバラン断食明けの祭、ラマダン断食終了日の翌日か翌々日)などが祝祭日となっており、ここにも強くイスラムが関係していることがわかります。

キリスト教、プロテスタントとカトリック

イスラム教に次ぐ多数派のキリスト教プロテスタント、とはいっても多数派のイスラム教徒比較するとかなり少ない数です。
16世紀ヨーロッパ人が渡来し、またオランダの植民地支配が長く継続したという影響から、プロテスタント信仰が強くなったといわれています。

またカトリックは少数ですが、こちらもオランダの植民地支配などが色濃く影響し、信仰が広まったといわれています。
インドネシアではキリスト生誕の12月25日、キリスト受難の日とされる日などが祝祭日になっています。
イスラム教以外でも、国が認めた宗教である、という事が祝祭日にキリスト教に関係のある日が含まれている、という事でも理解できます。

ヒンドゥー教

インドネシアはイスラム教が全盛となる以前、多くはヒンドゥー教でした。
特にバリ島では現在でも人口の約93%がヒンドゥー教といいますので、古くからの宗教を守っているとわかります。

急速にイスラム化していく中、貴族や学者などのヒンドゥー教信者の多くがバリに移住したといわれます。
バリは古来の文化をそのまま保っているといえる地域なのです。
もちろんヒンドゥー教もインドネシアが認める五大宗教の一つなので、祝祭日を見ると、ニュピ(バリ歴の正月)が祝祭日となっています。

仏教

インドネシアで最も数が少ないのが仏教徒です。
ヒンドゥー教と共にインドから伝来した宗教といっても、その教えにはかなりの違いがあります。
ヒンドゥー教は身分による差別ともいえる、カースト制を認めていますが、仏教はすべての人は平等と唱えます。
しかしこうした大きな違いがありながらもインドネシアの中共存を果たしています。

イスラム教の台頭によって、インドネシアの仏教は次第に表舞台から姿をけし、インドネシアの中でも最少数派となってしまいましたが、五大宗教としてその権利は認められており、インドネシアではゴータマ・シッダールタ(釈迦)のお誕生日が祝祭日です。